苦情解決について
令和4年度 社会福祉法人 宰府福祉会 苦情状況報告
【状況報告期間:令和4年4月1日 〜 令和5年3月31日】
令和4年度の苦情の受付はありませんでしたが、利用者ご本人やご家族から多くの要望や相談をいただきました。
令和4年度 宰府福祉会における要望・相談状況報告
【状況報告期間:令和4年4月1日 〜 令和5年3月31日】
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福祉サービス |
職員の接遇等 |
権利侵害 |
情報提供や説明の不足 |
その他 |
計 |
要望 |
22 |
1 |
0 |
3 |
7 |
33 |
相談 |
6 |
0 |
0 |
0 |
1 |
7 |
【要望等に関する分析と問題】
要望等の多くは、特に利用者・ご家族の高齢化によるニーズの変化や今後への不安に対して対応を望まれるものでした。特に、大人の施設は利用者・ご家族共に高齢となり、これまで通りのサービスでは、そのニーズが満たせなくなってきました。要望に対して、その都度、丁寧に対応していくことは重要ですが、事業所のサービスの在り方自体を見直し、潜在化しているニーズに応えらえるよう検討していく必要性を感じています。
また、児童の施設においては、社会情勢を反映して、送迎バスに関する確認や利用児同士の関係性に関する保護者の方の不安が寄せられました。どちらもすぐに対応させていただいたことで、施設の取り組みや他利用児の状況への理解に繋がりました。
全体的には、支援の細やかさや改善・説明を求められるものの中に、もう少しの配慮があったら、利用者の方が困ったり不安に思うことはなかったかもしれないと思われるものもありました。目の前の利用児者の思いに気づけなかったり、支援に追われたりすることで丁寧さを欠いて、人として当たり前の生活のあり様を利用者に提供することができなくなることは避けなければなりません。利用児者の思いに想像力を働かせ、丁寧に対応するための職員個々の支援力はもちろん、チームで連携することによる支援の質の向上を目指し、法人一体となって取り組んでいかなければならないと思っております。